静岡県のシステムキッチン交換専門店

アイ・アール・オー株式会社

• 住所
  ：静岡県浜松市中区住吉2丁目16-20
• 【リフォームコラム】

  改築は損傷した部分の直しに止まらない。提言の質や担当者との関係性も踏まえて検討できるため、見積もりを複数の事業者から取ることは非常に重要かつ効果的です。しかしながら、リフォームにおいては、どこに問題があるか、何が必要かを家族で話し合うことから始めます。5年後や10年後の暮らしの変化も見据えてリノベーションすべき場所の優先順位を決めていきましょう。実際のリノベーションはいくつかのステップを踏んで進行します。その際、目標が初めの時点で明確であれば、進行はスムーズです。反対に、目標が不明瞭な状態で進めると、後悔することがあるでしょう。
  タイルを使った改修工事は製法により、在来工法やハーフユニットバスの浴室にしか施工できないことが多いです。ユニットバスの壁をタイルで装飾したい場合、初めにリフォーム業者に施工の可否を確認してみてください。もし既存の壁がタイルでできている場合、最初に解体作業を行います。改装にかかるコストは、既存のタイルの撤去費と新しいタイルの設置費を含め、通常10万円程度が相場となります。また、基盤の補修・強化・防水工事も実施する場合、それに加えて約5万円の費用がかかる可能性があります。
  これは見落としやすいポイントですが、キッチンで使う床の素材によっては、油を使った料理をした時に滑りやすくなる危険なものも存在します。キッチンの床をタイルにした場合、自然の風合いを引き出した色調になり、掃除がしやすく、汚れが目立ちにくいというメリットがあります。水道関連の工事が必要となり、作業工程が複雑になり、結果としてコストがかさむのです。滑り止め付のキッチンマットを敷かなければ対応できません。キッチンマットを敷くのが嫌いな方は、気になる方は正式な依頼をする前に、業者としっかりと相談してください。
  これは見逃しがちな要点ですが、キッチンで使用する床の素材によっては、キッチンの通路が狭い場合、手間がかかってしまいます。キッチンの収納で「設置しなくてもよかった」と感じることが多いのが床下収納です。最終的にはキッチンマットの下に隠れて使われなくなることもあるのです。引き出しや戸棚ほどの利便性がない床下収納は、頻繁に出し入れするアイテムをしまう場所としては不適切です。保存食品やめったに使わない調理器具を入れるのに、床下収納は便利かもしれませんが、扉を開けないことで中身を忘れないよう気をつけてください。
  冬季は室内の温度差が激しくなり、ヒートショックを防ぐための対策が重要です。特にヒートショックの影響を受けやすいのは、床面や壁面にタイルが多く使われることが一般的です。高齢者は、若い世代と比べて血圧の変動に対応するのが難しくなっています。60歳を超えた人は、温度差が大きい場所での注意が必要です。心疾患を患っている人や、通常血圧が高い人、寒い時期に体調が悪くなる人なども、温度差の影響を受けやすいため注意が必要です。また、お酒を飲んだ後、酔いが抜けない状態で入浴する人も気を付けましょう。
  現在の日常だけでなく、未来の家庭の形態がどう進化するか、年数を経ることでの生活変容をきちんとイメージしておきましょう。地震対策の改修が得意、固定された壁で隔てるより、後からの移動や取り外しがスムーズに実行できるようにムーバブルなパーティションやキャビネットで区切るのも賢い選択。また、階段や通路には補助のバーを設置したり、床の高低差も調整しておくと、老いても安定した生活が実現できます。たくさんの視点で見ることで、段々と選択眼が鍛えられ、自分ならこのようなアプローチで実現したい、という考え方も湧き上がるでしょう。